出会い

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「ま、まにあった」 息をきらしながら人でできた 長い列の一番後ろに並ぶ 「あいつもう来てるかな」 列の前の方を覗きこむようにしてみたが 姿がみあたらない まだ来てないのか、と内心思いながら 元の体制へと戻る その時、後ろから聞き覚えのある声がした 振り返るとそこに探していた人の姿があった 「おまたせ」 ここまで走ってきたのであろう、息をきらしながら 俺に話しかけてきた 「お前遅すぎ」 「お前もさっき来たばっかだろ」 「な、なんでしってんだ!?」 「俺の前にならんでるから」
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