0人が本棚に入れています
本棚に追加
「ま、まにあった」
息をきらしながら人でできた
長い列の一番後ろに並ぶ
「あいつもう来てるかな」
列の前の方を覗きこむようにしてみたが
姿がみあたらない
まだ来てないのか、と内心思いながら
元の体制へと戻る
その時、後ろから聞き覚えのある声がした
振り返るとそこに探していた人の姿があった
「おまたせ」
ここまで走ってきたのであろう、息をきらしながら
俺に話しかけてきた
「お前遅すぎ」
「お前もさっき来たばっかだろ」
「な、なんでしってんだ!?」
「俺の前にならんでるから」
最初のコメントを投稿しよう!