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「いつまで、そのまんまでいられるかな?」
長い時間をかけて煙草を吸い終えたぴーすけがポツリと呟いた。
「俺は、ウメが良いと思ってくれる俺のままでいたい。
そのまんまの俺でずっとウメを支えていきたいよ」
私の方に顔を向けたぴーすけは困ったような笑顔を浮かべていた。
嬉しかった。
ぴーすけがくれた言葉を素直に嬉しいと思った。
それが春花さんとの過去から口にしている言葉かもしれなくても。
……嬉しかった。
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