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「ふふーん、世界的なモジャー研究家であるマナなら顔パスで通れるのです♪」
「顔パス!?マナって一体何者!?」
朝から王宮の警備は厳しいので、嘘とは思えないな。ちなみに俺は昨日街から王宮に帰って来た時、普通に警備に止められました。
「しかし、来るなら来るって言ってくれれば良いのに。」
「いやー、色々忙しくって。なかなか来れなかったの。」
「そうだったんだ。マナも大変そうだね。」
忙しいのに俺に会いに来てくれたのかー。これは非常に嬉しい、うん。今日は良い1日になりそうだ。
「ううん、大丈夫だよ♪それよりこれ、はい。」
マナから差し出されたのは、可愛らしいピンク色の封筒。
「これは?」
「後で皆で読んでね!じゃあね♪」
(バタン!)
言うや否や、マナは部屋を飛び出し、ドアが勢い良く閉められた。
まるで嵐の様に現れ、去っていったな。流石はハリケーンガール・マナ、そんな憎めない所が可愛いんだが。
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