3.5-1:Trick or Treat!

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「ふふーん、世界的なモジャー研究家であるマナなら顔パスで通れるのです♪」 「顔パス!?マナって一体何者!?」 朝から王宮の警備は厳しいので、嘘とは思えないな。ちなみに俺は昨日街から王宮に帰って来た時、普通に警備に止められました。 「しかし、来るなら来るって言ってくれれば良いのに。」 「いやー、色々忙しくって。なかなか来れなかったの。」 「そうだったんだ。マナも大変そうだね。」 忙しいのに俺に会いに来てくれたのかー。これは非常に嬉しい、うん。今日は良い1日になりそうだ。 「ううん、大丈夫だよ♪それよりこれ、はい。」 マナから差し出されたのは、可愛らしいピンク色の封筒。 「これは?」 「後で皆で読んでね!じゃあね♪」 (バタン!) 言うや否や、マナは部屋を飛び出し、ドアが勢い良く閉められた。 まるで嵐の様に現れ、去っていったな。流石はハリケーンガール・マナ、そんな憎めない所が可愛いんだが。
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