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彼女はこの前の事件がきっかけで俺と契約して仲間になった。
ピンク色の長い髪をボサボサにして頭を押さえている理由は、おそらく二日酔いだ。
エンリルは可愛い上に剣の腕前も一流なのだが、アルコール類が大好き過ぎて、大体酔ってるか二日酔いかのどっちかなのが玉にキズ…とも言うが俺にとっては立派な萌えポイント。
「もう、2人ともだらしないわ。ちゃんとしなきゃ。」
そう言ってセレーネの襟を直しているのはリーナだ。
ダークブラウンの髪をショートカットにした姿は歳相応の女の子であるが、実はマリネイア軍の大佐を任される程の弓の実力者である。
リーナもまた、あの事件で契約して仲間になった。
ちなみに俺のこの旅のきっかけになった人物でもある。そもそもマナの手紙をリーナに渡すのが目的だったからな。
ところでさっきから『あの事件』って何?と思うだろうけど、長くなるのでそれは別の機会って事で。
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