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霊夢「で、なんで自殺したのか理由を教えてちょうだい。」
田中「実は………………」
少年説明中
田中「……で、気付いたらここにいたわけ、質問ある?」
霊夢「話が長い」
田中「お前もう死んじまえよ、頼むから」
霊夢「自殺したやつに死ねって言われる筋合いはない。しかし、『小さい頃に母親は死んで、父親は蒸発。叔父に引き取られたが太郎に対する暴力。叔父が死んで自由になったが叔父の持っていた多額の借金があっていつまでたっても返せずにいて挙げ句の果てには自殺』か。ま、あんたを此処につれてきた犯人は知ってるけど………」
田中「わしは元の世界に帰れるのか?」
なにを聞いているんだ?わしは…………
霊夢「戻れるわよ」
!?
霊夢「でも、戻って何する気なの?一回自殺しようとした人間が戻ってもまた自殺するだけじゃない。あなたが自殺したのはあなたの世界が苦しくなったから逃げて自殺したんじゃないの?」
田中「そ、そうだけど・・・」
霊夢「・・・・・・」
田中「・・・・・・」
霊夢「決定ね。」
田中「何が?」
霊夢「あなたはあなたの世界で死のうとした身、そのあなたが元の世界に帰ったとしても同じことをやろうとするわけ。だからそれぐらいなら、この幻想卿に住みなさい。」
田中「え!?じゃあ、住民登録しなきゃなんねえのか!?」
霊夢「ナニソレ?クエルノ?そんなものなくていいのよ。ここの世界は。」
田中「じゃ、じゃあ今日わしはどこで寝ればいい?」
霊夢「しばらくウチで泊まりなさい。」
田中太郎。17歳で初めてひとつ屋根の下で女の子と寝ることに!!
霊夢「あ、お客用のへやそっちだから。夜中忍び込んできたら・・・・・・・・・・コロス」
田中「yes,boss」
というわけにもいかず・・・・
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