冥界

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「私はゲームをしたい。」 玉座らしき椅子に座る男の名は エルヴァ・トレヴィゾ 冥界の王である。 「ゲームとは?」 執事が尋ねた。 「冥界の者を王にした所で面白くも無い。“した”の者を王候補にする。ルールは殺し合いだ。」 冥王は不気味に笑う。 「誰に参加させるのです?ろくな者はいないでしょう。」 執事が真剣に聞く。 「そう堅くなるな。参加条件は、 心ある者 力ある者 勇気ある者だ。冥界の者に人間を選ばせろ。」 冥王の一言でゲームが始まった。
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