短剣【とあるシーフの話】

6/6
前へ
/37ページ
次へ
狩場が変わった彼女とは、会う機会が少なくなり。 偶然すれ違った時の彼女はLv33。 どうやら、ストーリーのラスボスにひっかかっているよう。 幾つかの装備と、支援を貸して。 ようやく勝った彼女は、装備を返すときに、私に言った。 「彼が、ずっと待ってる。ギルド作るから、待ってるからって言ってくれたんです♪」 ハートのエモを出して喜んで、彼女は落ちた。 数日後、フレ欄からフェイという名前は消えて。 彼女の相方だったシーフはアサシンになって。 シーフ系のみの、ギルドを立ち上げた。 彼女は今もまだ、数式と戦っているのかな? 戻ってきたら、貸していた短剣をプレゼントしよう。 それまで、大切に倉庫にいれておかなくちゃね…
/37ページ

最初のコメントを投稿しよう!

4人が本棚に入れています
本棚に追加