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「あのう」
部室の事やしほり以外の部員の話をしていると、直樹が唐突に口を開いた。
「部活動って最低4人居ないと活動を認めてもらえないんじゃないんですか」
「嗚呼!その通りだ。1人卒業してしまったのでな。君らが入らないと廃部だ」
しほりは笑いながら、謎を解いた秋風を指差した。
「俺が!?オイオイ誰がそんな罪悪感めいたモノを抱かせようとする部長もとい生徒会長の下で活動するかよ。俺は下らない罪悪感やら緊張感なんざ抱かないぜ。俺は元々この部に入る為に来たんだ。強要されるためじゃないぜ」
しほりは一瞬の間を開けてから笑い出した。
「そうか。分かった入部希望者だな。了解だ。アハハハハッ。面白いヤツだ。じゃあこっちに名前書いて」
「ちなみに2人も入るから。これはもう『フラグ』だぜ」
秋風はそう言って綺麗な字で2人の名前も勝手に書いてしまった。
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