No.03 新歓

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  「大丈夫だ。この学園は兼部が可だからな。他の部に入ってもいいぞ」 美冬と直樹は一度見合わせてから美冬が口を開いた。 「この部活って基本的に何をするんですか」 「おお!!まだ話して居なかったな。名前の通り宅配をするんだ。喜びと楽しみをね」 「喜びと楽しみ?」 「そうだ。まぁ簡単に言えば学校行事を率先して盛り上げたりとな。とりあえず楽しい学校生活をより楽しくする部活だ」 「へー」 「他にも活動はちまちま?ちょこちょこ?あるけどな」 美冬は小さく溜め息を吐いてから、直樹にどうするか聞いた。 「僕も入るよ。楽しそうだし。学校行事って好きなんだ」 「なら私も入るわ」 秋風は2人のそんな様子を見てから、しほりにドヤ顔を向けた。  
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