No.02 入学

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  「歓迎会凄かったね!!秋風は部活入る」 「もちろん入るよ。部活に入るのは一種の『フラグ』だぜ」 美冬は呆れて溜め息を吐くとそのまま歩いて行ってしまった。 秋風は美冬より遅れて教室に入ると既に半数以上の生徒が机に座って居た。 秋風が席に着くと、美冬が秋風の元にやって来た。 なんだかんだ言っても入学式当日だ人見知りをしているのだろう。 「秋風!なんか担任の先生は女の人らしいわ」 「黒髪&メガネ美人と見たね」 「そうかな」 ニヤニヤしながら美冬は続けた。 「期待とは逆が来るって『フラグ』じゃない」 秋風は固まった笑みを浮かべる。 有り得る…… だが!!男には引けない場面が確かに存在するのだ。 「良いね。賭けようか、さっき体育館から帰って来る時購買部があったんだけど、そこのジャンボプリン賭けようか」 「望むところね!!その勝負受けて立つわ」 「それ『死亡フラグ』だぜ」 すると、次の瞬間教室の扉が開いた。  
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