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気まずい空気が漂う中、
未来は態勢を直そうと綺星を退かし
ベッドに座った
綺星も未来の隣にちょこんと体育座りをしていた
二人とも無言のまま30分が過ぎた…
先に口を開けたのは綺星であった
「みらいねぇちゃん、今返事しなくてもいいよ。きららずっと待ってる
から」
「………は…い」
未来は下を向いたまま答えた
すると綺星は未来にくっつき
顔を真っ赤にして、
「…未来くんなら、きららの初めてあげてもいい…よ?」
未来は思いもしなかったことに驚き
顔をあげ綺星見た
すると綺星は顔を近づけ、
未来の唇に自分の柔らかい唇を重ねた…
未来は動くことが出来ず、
時が流れるのを待った
綺星は重ねた唇を離し、
未来の目を見ながら…
「きらら、もう心の準備はできてるよ?」
「……僕なんかでいんですか?」
「未来くんなら、きららいいもん」
そう言うと綺星は再度唇を重ね、
未来の手を握った…
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