第三話

7/9
前へ
/73ページ
次へ
気まずい空気が漂う中、 未来は態勢を直そうと綺星を退かし ベッドに座った 綺星も未来の隣にちょこんと体育座りをしていた 二人とも無言のまま30分が過ぎた… 先に口を開けたのは綺星であった 「みらいねぇちゃん、今返事しなくてもいいよ。きららずっと待ってる から」 「………は…い」 未来は下を向いたまま答えた すると綺星は未来にくっつき 顔を真っ赤にして、 「…未来くんなら、きららの初めてあげてもいい…よ?」 未来は思いもしなかったことに驚き 顔をあげ綺星見た すると綺星は顔を近づけ、 未来の唇に自分の柔らかい唇を重ねた… 未来は動くことが出来ず、 時が流れるのを待った 綺星は重ねた唇を離し、 未来の目を見ながら… 「きらら、もう心の準備はできてるよ?」 「……僕なんかでいんですか?」 「未来くんなら、きららいいもん」 そう言うと綺星は再度唇を重ね、 未来の手を握った…
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加