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1時間目が終わり、トイレに行こうと
教室を出て廊下を曲がった瞬間…
柔らかい物が顔面に直撃した
しりもちをつき前を見ると
そこには華の四天王と言われている
美少女、梅宮 麗華(うめみや れいか)が
しゃがみこんでいた
未来はすぐさま「大丈夫ですか?」と
声をかけたが梅宮に睨みつけられ一瞬、
背筋が凍った感じがした
梅宮は立ち上がり、スカートについた埃をはらいながら未来に「貴方名前は…?」と聞かれた
未来はすぐに「天神 未来です」と答えると
梅宮は睨みつけていた顔が少しほぐれ、
わざとらしい笑みで
「昼休み、屋上に来なさい」と
一言言うと走ってその場を立ち去った
未来は見逃さなかった
梅宮の頬が桃のような赤い火照りをしているのを。
怒らせてしまったと思ってしまった
未来は出すもんを忘れてしまい
その場で数分間呆然と突っ立っていた
そして2時間目のチャイムが鳴ると
同時に未来は目を覚まし
教室へと戻っていった…
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