第一話

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1時間目が終わり、トイレに行こうと 教室を出て廊下を曲がった瞬間… 柔らかい物が顔面に直撃した しりもちをつき前を見ると そこには華の四天王と言われている 美少女、梅宮 麗華(うめみや れいか)が しゃがみこんでいた 未来はすぐさま「大丈夫ですか?」と 声をかけたが梅宮に睨みつけられ一瞬、 背筋が凍った感じがした 梅宮は立ち上がり、スカートについた埃をはらいながら未来に「貴方名前は…?」と聞かれた 未来はすぐに「天神 未来です」と答えると 梅宮は睨みつけていた顔が少しほぐれ、 わざとらしい笑みで 「昼休み、屋上に来なさい」と 一言言うと走ってその場を立ち去った 未来は見逃さなかった 梅宮の頬が桃のような赤い火照りをしているのを。 怒らせてしまったと思ってしまった 未来は出すもんを忘れてしまい その場で数分間呆然と突っ立っていた そして2時間目のチャイムが鳴ると 同時に未来は目を覚まし 教室へと戻っていった…
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