第一話

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未来は少し思い出すのに 時間はかかったが思い出す事ができた 「僕になんか用ですか?」 「れいちゃんに呼ばれたんでしょ、 だからきららが連れていってあげてるの♪」 「あっありがとうごさいます、 でもなんで僕の顔分かったんですか?」 「だってみらい君ぐらいしか影薄いのいないもん」 心にグサッと何がささった… それを顔には出さず笑顔で、 「そうですか、でも一人で行けるので大丈夫ですよ」 「きららが連れていくの、つれていくんだもん…」 少し涙を流しながら言ってるのを 未来は見てすぐに、 「すいません、でわ連れてってください」 とはいったものの、 未来が綺星の手をつないで 連れていかれてるのではなく 正確には未来が連れてってると言ったほうが正しいですね そんな光景を見ている生徒達は 目を丸くしてこちらを見ている 今は影が薄いのではなく、 逆に目立っている そこらへんにいる女子達が コソコソと話している 「あの男の子可愛くない!?」 それもそーだ、 未来は普段影が薄く誰にも気付かれないのだから そんなことを気にせず綺星と 屋上へと向かった…
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