第一話

8/9
前へ
/73ページ
次へ
外に出ると心地よい風が吹いている 「気持ちいいですねぇ」 と綺星を見ると、風でスカートが 捲れて水色の下着が見えてしまった 綺星は頬を赤くして、 「みらい君のエッチ…」 と言い、帰ってしまった あぁ…また女の子を怒らせてしまった 未来はため息をつきながら 錆びたパイプ椅子に腰を降ろす 数分間、空を見ていると 屋上のドア付近から声が聞こえた 「天神 未来、待たせたわね」 「先程は自分の不注意でぶつかってしまいすいませんでした」 土下座に近い低い体勢で謝った未来に梅宮が言った 「もう気にしてないわ、顔を上げて」 「…っあ、ありがとうごさいます」 「でも一つ言うことを聞いてくださる?」 「あっ、もおなんでも聞きます。 どんな事ですか?」 「そうねぇ…あなた意外と顔可愛いから、学校にいる間は女装していなさい」 「……はい??」 「だから学校では女装して生活しなさいって言ってるの」 「無理ですよ…何言ってるんですか」 「あら、なんでも言うこと聞くんじゃなかったのかしら? 出来なかったら四天王の権限で 即学校を辞めさせるわよ」 未来は考えた… 女装するぐらいなら辞めたほうがいいと だが将来のためには高卒はしときたいところ どうしよ… 考えに考えた結果… 「分かりました、でも1年間だけですよ?」 未来は承諾した上に少し賭けに出た それに対して梅宮は、 「いいわよ、面白くなりそうだわ♪」と言い、 未来に近づき……
/73ページ

最初のコメントを投稿しよう!

11人が本棚に入れています
本棚に追加