山下 俊 先生

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「あっ、それ私も気になる~」 「確かに。そこは私も気になってた!」 「こんだけ美人で40超えてたら峰不二子だろ!」 「そうだったら妖怪だし!あだ名不二子ちゃんに決定だぜ!ギャハハハハ」 失礼な意見も交えつつクラスメイトは誠を援護する形になった。 「ふふ。じゃあこれで最後にしましょう。私は23歳です。みんなもういいかな?授業始めましょう。 私みたいなオバサンのことはいいからここからは授業に必要な質問だけにしましょうね。 他に何かあったらまたいつでも私のところへ来て下さい」 先生が困ったような笑顔でそう言うと、ざわめきが徐々に収まっていった。 ――いやいや、先生どこもオバサンじゃないよ。
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