山下 俊 先生

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―むしゃむしゃ。 『ねぇ篤。今日来た新しい先生すごい美人だったね。俺はあんぐらいの美人な人が篤に似合うと思うんだ~』 俺は授業中の妄想話を篤に切り出した。 「あ?何急に?」 『授業中美男美女でお似合いだなぁと勝手に妄想してたの』 「バカじゃねぇの?」 篤は眉間にしわを寄せた。 「……つか俺の心配する前に自分の心配しろよ。お前告られても断りまくってんだろ?」 『えっ!』 篤にそう言われて目が泳ぐ。 確かに俺は入学してから何人かの子に告白されていた。 「お前好きなやついねぇの?いないなら試しに付き合うとかしてみれば?」 確かに告白してくれた子たちはみんな”何で俺なの?”って思うくらい可愛くていい子ばっかりだったんだけど… 『でも試しにとか相手に失礼だし。俺彼女いたらいいなぁと思うけど、今は仲間と遊んでる方が楽しいんだよなぁ』 パンをむしゃむしゃしながら俺は答えた。 「早めに何とかした方がいいぜ?」 『…?早く彼女作れってこと?』 「無理に作る必要はないけど、…お前ホモ説流れてる」 『!!!』
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