愛と青春の鳩尾(みぞおち)

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-------------- 人が誰もいないのが唯一の救いか……。 大分痛みが引き、声が出せそうになった俺は腹を撫でながら名乗った。 「うう……。あ…、明智……光秀………。」 「は?」 「え……?」 「なんて?」 「何が…?」 「名前」 「だから明智光秀」 「誰が?」 「いやだから俺が」 「明智光秀?」 「明智光秀」 「やっぱ死ね。」 ニッコリ微笑んだ彼女のコメカミには青筋が見えた。 そっからの記憶はない。
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