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「って!刀ぁ!?」
「ふん!!今頃命乞いしようともう遅いわっ!!この信長を愚弄した罪を地獄で詫びるが良い……!」
「ちょっ…!え?え!?オモチャだろ!?その刀オモチャでしょ!?ねえ!?」
漫画なら黒いオーラが沸き上がりそうな不気味な笑みを浮かべながら刀を引き抜………
こうとするが腕が短いせいか上手く抜けない……。
刀身が半分ほど、その輝きを見せてピタリと止まる。
「オモチャだと……?フフフ……この青瓢箪めが……第六天魔王・織田信長をコケにするのも今のうちだ!すぐにその汚ない首から頭が離れる事になるぞっ……て……ぐぬぬ!ふぬっ!!……エヤッ!!」
必死に抜こうとするが抜けない刀……。
仮にその刀が本物としよう。
だが抜けなければ誰も傷付く事もなく安全だ。
このまま永遠に抜けない事を祈ろう。
ところでさ、さっきからこの少女……。
すんごい事言ってない?
俺の気のせいかな?
まあ、気のせいなら良いんだけどさ。
けど……。
俺の名前の事もあるせいか……
なんか気になってしまう……。
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