プロローグ

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彼は嘘をつくのが上手だった。 6才の暑い夏の日.. あの日、あの場所に転校をしてなければ 手に入れることの出来なかった幸せ。 運命..?いや、偶然なのか必然なのか、 救われたんだ。 あの場所でみんなに出会ってひとりぼっちから救ってくれた。 友達から..。 そして彼からいろんなことを教わった。 大切な友達、経験、思い出。 そして大切で優しい嘘。 そう、彼は嘘をつくのが上手だった。 気づきもしなかった。 純粋にただ信じてた。 けど最後は信じることをやめてしまった。 でも、気づくべきだった。 そしたら きっとみき達は 今でも笑っていたかもしれないのに..。
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