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だが、度重なる不敬と自分勝手な北条家の態度でついに秀吉の堪忍袋の緒が切れてしまったのである 。 つまりは北条家は自ら秀吉に討伐の大義名分を与えてしまったことになる。 そして天正十七年十一月。 秀吉は北条家に対して宣誓布告の書状を送りつけた。 そこには惣無事令を無視し私闘を起した仕置きとして北条家討伐に乗り出す旨が書かれていた。 これがのちに小田原合戦と呼ばれる戦の始まりである―。
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