夏綺

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兄の名前は冬威。性格は中学生の中では大人びていて僕とは正反対だ。夏と冬...両極端な名前をつけられたせいだろうか?顔も二卵性双生児なので別にそっくりではない。 ちなみに僕らが生まれたのは春である。 『やってるよ!全然楽勝だね』 嘘だった。 本当は全く手をつけてなかったのだが説教は聞きたくない。いざとなれば冬威のを写せばいい。 『本当か?宿題同じだからって見せてやらないからな?』 『大丈夫だって言ってるだろ!ていうかなんか用があるんじゃないの?』 図星をつかれてイライラして聞いた。 『あー忘れてた。隣の家に俺たちと同い年の女の子が引っ越してくるらしいぞ。』
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