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その後1人になった部屋で僕は想像を膨らました。
どんな子なんだろう?
可愛いのかな?
仲良くなれるかな?
クラスに転校生が来る時以上の気持ちが僕を支配する。
『.... 』
考えを巡らせてる内に寝てしまい起きると夕方になっていた。
『やべっ!』
僕は急いで飛び起き冬威の部屋へ
走りドアを開けた。
『隣!!隣の子もうきた!?』
なんでこんなに必死なんだろう。ただその子が来ればつまらない生活から抜け出せる。そんな予感がしていた。
『まだ来てないよ』
雑誌を読みながら興味がないように冬威が言う。
『多分、来たらあっちから挨拶にくるだろうから大人しく待ってろ』
僕は冬威との温度差に不快感みたいなものを感じつつ自分の部屋に戻ろうとした時だった。
ピンポーン
チャイムの音がした。
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