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「それで?わざわざ二個中隊も率いてここまで来た理由は?」
馬鹿に聞くのも癪だが聞いてみる。
「ハハハハハハハッ!そんな事も分からないのか貴様は?決まっているだろう!?さあ!今すぐ降参しろ!平伏せ!そして俺の下部になれ!!」
部下ね。部下。お前の下部になんか死んでもなりたくねぇよ。
「生憎だが俺は傭兵なんでね。金を貰わない限りはやらねーよ。それに縛られるのは嫌いなんでね。」
「俺にそんな性癖は無いぞ?それに給料なら毎月払うが?」
いや、俺もそんな性癖無いし。てかそういう意味じゃないし…
ああ、もういいや… こうなったらやることは一つだ。
「おい、カル「何だ!?」」
せめて最後まで言わせてよ…
多少鬱になってきたが、此処で捕まるわけには行かないので剣を構える。
そして、言えなかった言葉を紡ぐ。
「まあいいや、取り敢えず、そこ、退けよ。」
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