4人が本棚に入れています
本棚に追加
「おー、わんさか居るじゃんか」
その数およそ2000、目の前に広がるユーンガルド兵を前に、サラサラになびく銀髪の男は、飄々とした笑みを浮かべる。
銀髪の男の名はリアン・エスターク。
黒いコートに身を包み、肩に銀の大剣を担ぎ、腰には二丁の銃を携えたリアンは後方を見る。そこには約1000人程の"今"は味方のヴィオレス兵が、少し離れたところに陣取っているのが見えた。
「んじゃ、さくっと終わらせるかね」
その様子を確認して、リアンはユーンガルド兵の中へ駆け出す。
…疫病神は戦場に不幸を撒き散らす。
最初のコメントを投稿しよう!