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一気にスピードを上げて駆ける。
狙いはカルマン。
ではなく、その隣りの兵士。恐らく新米なのだろう、その顔には驚愕が表れている。
悪いが突破口にさせて貰う。
その兵士をアンハピネスの腹で横殴りする。
「ん?」
狙うは今度こそ馬鹿面引っさげたあの馬鹿だ。
「グフッ!ブルァアアアアアアアアアア!!」
馬鹿は案の定自分に向かって飛んできた部下に巻き込まれ、一緒に飛んでいく。
てか、叫び声おかしいよあいつ。
それを最後まで確認せずに急いでその場を後にする。他の兵士は、呆然と突っ立っていたので逃げるのは楽だった。
囮だったが、一応補給部隊は潰したので今回の仕事は終わりだ。後は知らん。補給部隊がもう一個在ったとしても知らん。俺の所為じゃない
「ふぁ、眠‥‥」
欠伸を一つ漏らして疫病神は帰路に着く。
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