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ー最初の犠牲者ー
ーきれいだ
屋上からの風景を見て思い浮かんだ感想。
最近知り合い、仲良くなった彼女に連れてこられるまで
こんな絶景スポットがあるなんて知らなかった。
建物などの光と星の光…
ーまさに芸術の秋っ!!
なんてうかれた俺は
「石崎さん。今、楽しいですか?」
ちょっと言うタイミングが変な質問をした。
「ええ。生け贄を見つけたし」
ーー生け贄?
「ーー…え?」
ふり返ったとたん、彼女に体を押された
「…あ」
驚きのあまり声も出なかった。
どんどん体は柵の外側に傾き、ついには全身、柵の外になった
手をのばすがもう遅い
どんどん彼女が遠ざかっていく
そんな中、笑顔で言った言葉が最後に聞いた言葉
「私のために死んでくれてありがとう」
ードサッ
重々しい音が聞こえたと同時に意識がとだえた
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