愛に愛された彼女。

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ユウトが倒れると、私は璃乃のブレザーを直した。 (油断も隙もありゃしない。) 「体調が悪いなら、保健室連れてってやる」 (お。今回は真面な奴) 黒髪にスラッとした顔立ちのタイガが、璃乃の手をとった。 私はてっきり本当に心配しているんだと思って見直した。 「って言って襲うんでしょ!」 素早く手を振り払ってガードする香菜を見て、甘かったと思った。 見直した瞬間裏切られた気分。
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