00ーとある過去の遊び

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AM 10:00 ・・・・・・トツ、トツ 「・・・ うぅ?・・・」 ・・・痛い ・・・頭が割れる程痛い 何なんだ?・・・一体? 「・・・っっっ?・・・」 痛みで意識が舞い戻る 目を醒まして まず一番始めに視覚に入ってきたのは まるで何が起きようと 全く興味の無さそうな そんな雰囲気を放つ 灰色の壁だった ここは?・・・いや どうやら横になっていたらしい 正確には天井・・・のようだ 「・・・しかし・・・」 体を起こして座る体勢になる すると壁も同じ色で統一されていた事に気付く ・・・いや?違う? 壁の灰色は 所々、区切られていて 区切った1面に 4程軽い窪みが出来ていた これは・・・まるで・・・ 「・・・工事現場?」 まさにそのままだった 正確に言えば 打ち立てのコンクリートに 設計図上の印を付けただけ まるで建築中の建物の壁だった なら?・・・ もしや、と思い再び天井を見る するとやはり 壁と同じ様な工夫が天井にもされていた 「・・・? 全く・・・なニィッ!!?」 独り言を呟こうとしたら さっきまで忘れてた頭痛を思い出す 急に思い出したモンだから 結構ビックリした・・・ 「痛タタタタタ・・・ なんでこんな・・・に? ・・・なんだ?アレ?」 頭痛が結構酷く 眉間を摘みながら視線を下に落とそうとする ・・・が 途中で止まる ベットの下の方・・・ つまり、足が置いてある所 その少し先に 小さめの棚が置いてあり その上に 何かが置いてあった
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