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二年前 年の瀬
いつもと変わらぬ毎日。
いつもの様に食卓に並び
その日の出来事を皆で話す。
二軒隣の家の娘希、夜サンが
明日 祝言をあげるらしい。
私にそろそろね、と
母が微笑む。
それに父が反応し
何処にも渡さん、と一言。
いつもこんな感じだ。
代わり映えのない毎日だけど
それか凄く幸せで
いつまでも続く事を
いつも心底願った。
そんな幸せな毎日が
村ごと全て奪われるなんて
思いもよらなかった。
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