闇ノ記憶

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兄に手を引かれ 共に暗い山道を走り続けた。 どれくらい走っただろうか。 もう足は棒の様だ。 いつまで、どこまで 走るのだろうか。 先程まで兄の目から流れていた涙も 今は流れていない。 ただ、ひたすらに 二人で走った。 一刻程走り続け 私達は小さな川へと辿り着いた。
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