暗イ空白

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そうかい。 もう行ってしまうのかい。 少し寂しそうに 女将が言った。 その言葉に私は頷く。 そうかい、そうかい。 京までは最低でも後三日はかかる。 充分に気を付けるんだよ。 はい、と返事をした。 すると女将は私が渡したお金を 私に返した。
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