笑ウ修羅

6/6
前へ
/59ページ
次へ
人を斬る時の感触。 斬った時の噴き上げる鮮やかな紅。 宙を舞う血は美しいこと。 まるで紅い桜が舞い散る様。 刃は吸血鬼の様に 血を吸う。 刃と刃がぶつかり奏でる 死の詩。 最高じゃないの。 笑みを零さずにはいられないわ。 いつから私は こんな風になったのだろう。 父と母そして兄は 今の私を見たら どう思うのだろうか。 私はあの日から...
/59ページ

最初のコメントを投稿しよう!

24人が本棚に入れています
本棚に追加