転換期

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    シュノー「はぁ‥‥やっと着いた‥‥」 もうしばらく 歩いていると やっと古城前の庭のような場所に着いた。 なんで高等種族の奴らってこういう高い場所に住家を構えるのかなぁ? 息を整えながら 辺りの様子を確認する。 シュノー「こりゃあ また‥‥」 絶景‥‥っていうべきなのかなぁ。 目の前の庭園には薔薇が咲き乱れており 手入れが行き届いているようだ。 私は庭園の背後にある荘厳な古城にある意味に合っている幻想的な風景に息を飲んだ。 シュノー「なんでこんな場所に‥‥」 フェリシア『でも綺麗‥‥‥‥』 フェリシアもフェリシアで庭園に咲く薔薇に見惚れているし。 しばらくそうしていると 満月が 再び雲に隠された。 その時、 「あら 珍しいな。 客人が二人も来るとは」 シュノー「っ!」 幼い子供の声が響いたと思うと 庭園の先にある 古城正面の巨大な扉が開き 真っ暗闇の扉の奥から二つの人影が出て来た。 シュノー「‥‥‥‥本命かなぁ?」 フェリシア『かも‥‥。 気をつけて お姉ちゃん』 言われなくとも。 僕がフェリシアと会話している間に 扉から出てきた人物は その姿がはっきりと姿が見える距離まで近づいてきた。
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