転換期

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    シュノー「‥‥どうも」 敵対部族に礼を言われてもねぇ‥‥。 吸血鬼?「さて。 言い忘れてたが‥‥。 我が城にようこそ。 招待するよ」 そう 金髪の少女は妖艶に笑いながらは言った。 吸血鬼?「(まさか来たのが黒だとは思わなかったがね‥‥)」 シュノー「‥‥何?」 吸血鬼が何かボソッと言いおった。聞こえなかったけど。 吸血鬼?「フン‥‥。 お前が気にする事ではないよ」 シュノー「‥‥‥‥?」 目茶苦茶偉そうに言うねー。 コノヤロウ。 シュノー「僕は〈お前〉なんて名前ではありません。シュノー。シュノー・シリオンです」 いくら下に見られていても 名前で呼ばないのは失礼だぞ。 「‥‥ふふ。確かにそうだな。 すまなかった シュノー。 ‥‥‥‥では」 をいっ 呼び捨てかよっ! 「ここまで来たのだ。 知っているのだろうが名乗っておこう! 私の名はラウファリカ・D・ランシィ。 吸血鬼の真祖だ。 後ろの黒いのは‥‥」 ラウファリカと名乗った吸血鬼は 後ろで「黒いの‥‥」と呟いている黒いのを 肩ごしに見遣りながら ラウファリカ「‥‥ヴァル・グランツ。 混血銀狼だ。 そして見ての通り 私の執事。 ま 私に就いて まだ間もないのだがね」
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