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シュノー「てめぇら‥‥」
フェリシア「お お姉ちゃん‥‥」
男達からフェリシアの姿を隠すように 憎しみに満ちた男達の目をフェリシアに見えないようにシュノーはフェリシアの前に立ち塞がった。
シュノー「大丈夫 フェリシア‥‥」
シュノーはフェリシアに向かって安心させるかのように言うが 内心は舌打ちしたい気持ちだった。
徒手空拳の自分と 武器を持った男が複数。
逃げ道は男達の入ってきた扉と高さ5メートルの窓。
仕方なく窓から逃げるにしても
男達は飛び下りる時間をくれそうもない。
強行突破にしても
力は勿論 武器の有無
そして人数差。
喧嘩など人数差が三人超えればリンチに変わる。
状況は絶望的だった。
そして シュノーとフェリシアは分かっていた。
このままでは自分達は嬲り殺しにされると。
男達の憎しみに成す術もなく
殺されてしまうと。
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