第2章 都市伝説

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「では、佐天涙子が送る学園都市伝説。」 「久々ね。」 「ええ、楽しみですわ。」 「二人共静かに!」 「この学園都市では、能力者を開発しているのは言うまでもありませんよね。」 「ええ、そうね。」 「実は、この学園都市には禁断の実験をしているらしいんです。」 「禁断の実験?」 「はい、それはあるレベル5を更なる高み、レベル6へと向上させる実験。」 「ほう。」 「それは能力者どうしを戦わさせて、能力を向上させるというものなんです!」 「・・・え?」 「それって普通じゃない?」 「ええ、能力者を戦わさせて成長させるというのは良くある事ですわ。」 「それが、ここからが禁断なんです。」 「勿体ぶらないで教えて下さい。」 「ただ、戦わさせていたらきりがないし、効率良く無いわけ。」 「そうね。」 「そこで、同じレベル5の能力者を何度も戦わさせるという。」 「そんなにいっぱいいたら、この学園都市は大変なことになりますわ。」 「ですから、ある科学者が作ってしまったんです。」 「作る?」 (ま、まさか・・・。)
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