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「いやぁ、御坂さんと二人で帰るなんて久々ですね。」
「ええ、そうね。」
(うわぁ、気まずい・・・なんかあったのかな。)
(あの時言ってた噂、あれが本当だとしたら・・・。)
「・・・ねえ、佐天さん。」
「ふえっ!は、はい。なんでしょう!」
「いや、大したことじゃないんだけど。さっき話してた噂。」
「あー、クローンのことですか?そんなことが出来たら凄いですよね~。」
「う、うん。」
「目の前にもう一人の自分が、もしかしたら大量にいたり、それだけ入れば学校とかサボり放題~とか。」
「そ、そうね。」
(あっれ~、テンション低い~!)
「そんなに・・・。」
「?」
「そんなにいいもんじゃないかもよ?」
「え?」
「いえ、なんでもないわ。」
「は、はい。」
「じゃあ、私はこっちだから。」
「あ、はい。」
「じゃあね。」
(この件は皆を巻き込むわけにはいかない、私が調べて確かめなきゃ。)
(御坂さん、なんか元気なかったなぁ。何かあったのかな。)
「私も帰ろう。」
「あの、すいません。」
「はい?」
「あそこの木の上に猫が登ってしまい、助けるのを手伝って下さい。とミサカは見ず知らずのあなたに助けを求めます。」
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