第3章 妄想世界(メルヘン・ワールド)

4/19
前へ
/33ページ
次へ
「本当は私がお姉さまのお側に寄り添って、看病して差し上げたかったのに!」 「・・・」 「ま、まあしょうがないですよね。」 「そういえば今日は例の人が論文を発表する日ですね。」 「ああ、確か今回の件について相談しようとしていた方ですわね。」 「へぇ、誰なんです?」 「生物学第一人者の林原博士です。」 「ああ、あの臓器なんかを細胞から作り上げて、移植とかに貢献してる、最近話題になってますよね。」 「ええ、その方は学園都市で生物学の第一人者。今回の件について意見を聞かせていただければと思いまして。」 「へえ。」
/33ページ

最初のコメントを投稿しよう!

35人が本棚に入れています
本棚に追加