第3章 妄想世界(メルヘン・ワールド)

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(や、やぁ。この小説を読んでる皆さん、佐天涙子です。今私は訳の分からない窮地に立っています・・・。) 「・・・どうしよう。」 (今、目の前に見た目は馬、そして背中には羽という、とても分かりやすい生き物が・・・。) 「とりあえず逃げっ。」 ヒヒーン!!! 「のわ!!」 (びっくりした!) 「ていうか、逃げきれるのかなぁ。」 「しかし・・・。」 (なんだろう、なんか違和感がある。) 「とりあえず逃げよう・・・迷わず、ダッシュ!!」 (ぬおおおお。) ちらっ。 ヒヒーン!!! パカッパカッパカッ。 「!!」 (は、早い!!ていうか。) バサバサ。 「飛ぶのは反則~!!」 (駄目だ、ひづめが。) 「しゃがんで!!」 「へ?」 どおおぉぉぉん!! 目の前を青白い閃光が通る。 ひっ、ヒヒーン! 「あ、びっくりして気絶してる。」 「危なかったわね。」 「み、御坂さん!!」
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