第3章 妄想世界(メルヘン・ワールド)

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~翌日、ジャッジメント本部にて~ 「早速ですが、昨日のペガサスについてですの。」 「ああ、私と御坂さんで捕まえたやつですね。」 「佐天さんは何もしてないじゃないですか、本当はあまり関わらせたくなかったんですが。」 「まあ、しょうがありませんわ。今回の最重要人物ですもの。」 「おお、なんか私凄い?」 「・・・。」 「さて、本題に入らさせていただきます。」 (す、スルー!!) 「ねえ、黒子。あれが噂のペガサスなの?なんか幻滅というか。」 「はい、それが今回捕らえたあの生き物、ちょっとおかしいんですの。」 「と、言うと?」 「はい、確かに見た目は馬の体に羽の生えた天馬と言えばそうですが。」 「あきらかに不自然、体は馬でも茶色く、競争馬に近いものでした。」 「羽は佐天さんの言ってた通り一般的な鳩のものでした、こちらでDNAの検査をしてもらったら一目瞭然でした。」 「なるほど、そういうことね。」 「・・・えっと、つまりどういうことなんですか?」
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