短詩集Ⅱ

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《あはれなるもの》 「我に合わぬ」となむ言ひて、 やがて立ち去りぬ客の後… まねきんの、 手足ばらばらになりて、 肉色さらせし様。 四つ、五つばかりなる幼児の、 犬と共にありくが、 馬車のごとく、 犬に引かれる様。 いとあはれなり。 ・:*:・゚'★,。・:*:・゚'☆・: 注: やがて=すぐに
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