9人が本棚に入れています
本棚に追加
闇に潜む負の…
午前2時
都内某所
1組のカップルが飲んだ帰りなのか、おぼつかない足取りで家路に向かっている。
「ねぇねぇ、まぁ~くん」
「ん?」
「ねぇ!知ってる?そこの公園でさぁ」
「あぁ、おっさんがトイレで首吊って死んでたって話だろ?」
「そう!それぇ。しかも、このくらいの時間になるとトイレから変な音がするんだって!」
「お前やめろって!俺は怖い話嫌いなんだよ」
「大丈夫だって♪ちょっと覗いてみない?」
「勘弁してくれよー。それより早く帰って楽しい事しようぜ。」
「まぁ君のスケベ!でも好きー♪」
「俺もだよカオリ♪早く帰ろう」
…そう言い公園を後にする二人。
その背後から視線を向けるモノがいるとは知らずに。
最初のコメントを投稿しよう!