第四走者 つばさ&米部 恋愛

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 が、唸り声とともにドアの開く音がし、ラエルの悲痛な声が届いた。 「大丈夫。君を守るためなら、なんともない」  バタンとしまるドアが、熱気をと運ぶ。 「なんで……私じゃないの。私のどこがダメなの。ここが私のいた世界じゃないから?」  炎は、私の言葉とともに広がっていく。アパートだけじゃなく、街へ世界へ。 「なんでこんなに寂しい思いをしなきゃいけないの」  小人もダルミャルも答えることはない。  炎が世界をおおう頃涙は止まり、小人は消え、六条たちの姿も消えた。  泣き止んだ六条の目に映るのはいつもの黄色い月。 「魔之王さんとラエルに会いたい……」image=433355838.jpg
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