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「ぃよっしゃぁ俺の勝ちぃ！」
そう言いながら持っていた最後のカードを机へ叩きつけるようにして置く『川下 光（かわした ひかる）』。
すると周りはそれぞれが驚きの声を上げ、目の前に置かれたカードと上がった張本人の川下に視線を移した。
「ちょ！ なんでお前大貧民から勝てるんだよ！」
「こいつ革命カード二組持ってたからな……。お前、運良すぎ」
そう言って『武坂 智也（たけさか ともや）』が小さく溜め息吐くと川下は横に座っていた武坂の肩を嬉しそうに叩いた。
「はっはっはー、悪ぃなー武坂。っつーワケで今回負けた奴は俺にジュース奢るんだぜー」
「別に良いぜ？ 俺もう上がるし」
「南波っさんも上がるの！？」
『本町 裕太（もとまち ゆうた）』が叫べば『南波 博昭（なんば ひろあき）』は持っていたカードを出した。
すると次の番だった『国見 英人（くにみ ひでと）』は丁度自分が出そうと思ってたカードが出せなくなったのだろう、恨めしそうに南波を見る。
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