-終わりを告げる平凡な日々-

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  「ちゃんといつものメンバーが揃ってるな。それじゃあお前等ちょっと来い」 「へ? それ俺もっスか?」  川下が自分を指差しながら訊ねると勿論。と首を縦に動かす。 「お前もメンバーだろ? メンバー全員だ」  そう言いながら村山たちの方に声をかけるとその間川下と南波は互いに顔を見合わせた。 「……俺等全員?」 「……ぇーと、俺等何かしましたっけ……?」  二人は色々と思い返すが特に問題を起こした記憶はない。  と、言うか問題を起こす様な不良でもなければ日頃から教師に目を付けられてるわけでもない。  更にクラス自体も別れてるのでメンバー全員が呼ばれると言う事は始めてだった。  強いて言うなら川下たちの通う実代学園は中高一貫校。  中学一年の時には川下たち全員が同じクラスと言う共通点があったが今回呼ばれた事には今更過ぎて関係ないだろう。 「呼ばれるとしたら……あれか? 授業中の……」 「あ、本町の携帯鳴らしたやつ?」  川下の言葉に南波は小さく頷いた。  
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