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届いた品物を見て驚く上田。
そりゃそうだよな。トマトっつったら亀梨の最大の天敵なわけだし。
「これが俺が亀梨から離れらんない最大の理由。」
届いたトマトソースを冷蔵庫に入れ戻れば苦い表情の上田。
「どした?」
「かめちゃん…本当に赤西の事好きなんだね…」
匂いも嗅げない程大嫌いなトマトでソースを作った亀梨に上田は愛の深さを悟ったらしい。
「はい。暗い話しおしまーい。パスタ作ったけど食う?」
上田が悩んでいる間に茹で上げたパスタに亀梨特製ソースをかければ美味そうな匂いが鼻腔をついた。
その匂いに食欲をそそわれたのか静かに頷く上田。
このトマトソースは嫌な事を全て忘れさせてくれる魔法のソースだった。
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