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「お礼って何してくれんの?」
期待に胸膨らませ妖艶な雰囲気を声と視線に含ませ問い掛ける。
「えっと…その//」
恥ずかしそうに頬を赤らめ言いにくそうにモジモジする姿を見て期待は確信に変わりつつあった…が、
「俺に料理ご馳走させて下さい!!」
決心したように勢い良く告げられた言葉は俺のヨコシマな想像とかけ離れすぎていて、
「…へ?」
間の抜けた声を出してしまった。
「だーかーら!俺に夕飯ご馳走させて下さい!俺こう見えても海老フライだけは自信あるんです!」
…何て得意げに言われてもなぁ。苦笑
俺としては海老フライ何かより目の前のご馳走(恭平)を頂きたいんだけど。
「ね?」
キラキラした純心な瞳で見つめられ…
「あ、あぁ。頼むわ…ハハッ」
欲望虚しく渇いた笑い混じりに返答する俺は何処と無くマヌケだったけど、
嬉しそうに持ってきた材料を広げる恭平を見たら「それでも良いか。」何て思ったりして。
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