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「離せよう!」
翔太は足をブンブン振り回しました。
でもクラゲは離れません。
沢山の足を、翔太の足にぐるぐる巻き付けます。
「えーん!」
とうとう翔太は泣き出しました。
すると、
「ビビビー!」
クラゲも泣き出しました。
「何でお前が泣くんだよー!僕は恐いからなんだぞ!」
顔をグシャグシャにしながら翔太は言います。
するとクラゲもビショビショの顔で
「ビビビビビビー!!」
と、白い傘の方を一本の足でさして泣きながら言いました。
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