38人が本棚に入れています
本棚に追加
でもこの白い傘は、もう傘屋のおじさんにしか直せません。
「ちょっと恐いけど、行ってみようか?」
「ピピー」
翔太はクラゲを肩に乗せ、傘屋さんを目指して歩きはじめました。
「僕は翔太だよ。君の名前は何?」
「ピピッピ!」
「ピピッピ?君はピしか言えないんだね」
うーん、と翔太は考えて、
「じゃあ、クラッピって呼んでいい?クラゲみたいで、ピッピ言うから」
「ピピッピー!」
翔太の付けてくれた名前に、クラッピは大喜び。
翔太の肩の上で踊ります。
「落ちちゃうよ、クラッピ」
翔太とクラッピは楽しそうに、傘屋さんまで歩きました。
最初のコメントを投稿しよう!