38人が本棚に入れています
本棚に追加
「ピピ、ピピ、ピピ」
クラッピが手で、翔太の頭を撫でてくれました。
翔太が目を開けてクラッピを見ると、クラッピは笑っていました。
だけど、とても悲しそうでした。
クラッピは笑っているのに、目にいっぱい涙をためています。
「クラッピ……!」
翔太は思いました。
僕が頑張らなきゃ、クラッピは宇宙に帰れない!
「クラッピ、僕 頑張って、おじさんにお願いしてみるよ!」
翔太はドキドキしながら、電柱の影から出ました。
最初のコメントを投稿しよう!